川畑動物病院では2020年4月より、地域・社会貢献活動の一環として公益財団法人どうぶつ基金の協力病院となりました。行政、地域のボランティアと連携・協力し野良猫の無料不妊手術を行っています。日本の犬猫殺処分頭数は年々減少していますが、動物愛護団体や地域のボランティアの尽力によるところが大きいと言われています。

その一方で過剰な抱え込みによる多頭飼育崩壊なども近年増えてきています。猫は繁殖力の高い動物です。そのため不妊手術をしなければあっという間に数は増えていきます。猫の殺処分の6割が生まれて間もない子猫たちです。
また、様々な理由で野良猫と人とのトラブルは沢山あり、これらのトラブルはすぐに解決出来るものではありません。これらの問題解決のひとつの方法として「TNR」があります。

TNRとは

TNRとは、

1. Trap(トラップ)：捕獲する
2. Neuter(ニューター)：不妊手術をする
3. Rrturn(リターン)：猫を元の場所に戻す

ことです。

TNRを実施することで、野良猫の繁殖を防止し『地域猫』として一代限りの命を全うさせ野良猫に関わる苦情や殺処分の減少が見込めます。
当院では、野良猫の不妊手術に加え、飼い主のいない動物たちへの募金箱を設置し、負傷動物の治療、また保護猫の里親探しも行っています。

飼い主のいない猫を減らす活動、保護譲渡は飼い主の意識向上、動物業界全体の底上げであると考えています。人と動物が共生して暮らしていく上でTNRは必要不可欠です。

地域猫不妊手術日：毎週水曜日

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