飼い主さんの気持ちに寄り添って、わかりやすさをモットーに
近年は猫の純血腫が流行っている背景もあって、昔と比べると猫好きの飼い主さんが増えました。それに比例して、最近は猫の予防治療を熱心にする人など、アニマル・リテラシーの高い飼い主さんが増えている印象です。
とはいえ、愛するペットに手術が必要な重症のケースは、動揺する飼い主さんがほとんどです。まずはその気持ちを受け止めた上で、事実は事実としてきちんとお伝えしています。お話ししただけでは理解できないことも多いので、紙に書いてわかりやすく説明することもありますよ。
ほかにも、当院にやって来る動物たちの容体は実にさまざまです。年に2回定期検診を受けていても、その半年後に容体が急変してしまうこともあります。ただ、最近はペット保険に加入する飼い主さんも多いため、少しでも異変があれば来院するケースも増えて、比較的手遅れということは減っているように思います。